研究者にとって年度初めの4月1日は特別な意味がある。
この日は、科学研究費補助金の内定が発表される。昨今の研究費の削減によって非常に苦しい状況が続いていることもあって、その競争は激しさを増している。
我が研究室でも29年度で科研費が終了するため、平成30年度からの科研費の申請をしていたところ、無事に研究室の教員がそれぞれ基盤研究Bを代表で獲得、また、客員研究員の教員が新学術領域研究(研究領域提案型)を獲得することができた。
非常に小規模の研究室でこれだけの科研費を獲得するケースは極めて希であると思う。何とも幸運と言える。ありがたいことである。
特殊な国立大学であり大学からの研究費はほとんどないに等しい状況であるため、今回の結果で当面、特別支援教育に係わる研究の継続ができることとなった。
配分額は今のところ事務の確認が終わっていないので未定であるが、従来より1ランクアップの研究費を獲得できたため、かなり潤沢に研究を進められる見通しとなった。
気持ちを新たに研究成果を着実に出すことに注力したい。